自由診療外来

抗加齢医学(アンチエイジング)

抗加齢医学(アンチエイジング)とは

アンチエイジング当院では、エイジングケアを抗加齢学という医療として提供しています。美容やサプリメントといった内容だけでなく、医学的なエビデンスのある医療としてのエイジングケアです。
当院の院長は、日本抗加齢医学会会員であり、エイジングケア医療の研究に携わってきています。

抗加齢医学は、健康に長生きできる予防医学のために、老化メカニズムや寝たきりになる原因、死因の解析、長寿調査などを行っています。そうした研究により、老化や病気の原因となる酸化ストレスと抗酸化作用効果のある物質、生活習慣と長寿遺伝子サーチュインのオン/オフとの関係、脂肪燃焼効果や代謝促進に役立つ物質などが次々に発見されています。

気持ちも体も若々しくいるためには、血管・血液・筋肉・骨密度、ホルモンバランスなど、その方の全体をみることが特に重要ですし、総合的なアプローチは相乗効果にもつながります。エイジングケア医療では、その方の状態やライフスタイル、お考えに合わせた医療のご提案をしています。また、運動や栄養、生活習慣などに関するアドバイス、効果の見込めるサプリメントの紹介、デトックスなども行っています。病気や不調を起こす前に丁寧にケアし、効果的に予防することで体と気持ちを快適に保ち、若々しく元気でいられる医療の提供を心がけていますので、お気軽にご相談ください。

若さを保つための方法

エイジングケアに適した生活習慣改善

エイジングケアの基本は健康であり、それがあってこそ活発な代謝や血行改善などにつながります。そのためには、カロリーリストラクションで効果的にカロリーを制限しながら栄養バランスの良い食事をとること、適度な運動の習慣化、十分な睡眠時間の確保が不可欠です。食事に関しては、食べるタイミングや咀嚼回数など、ポイントを絞って改善していくと無理せず効果的にスタートできます。またストレスの上手な解消、ポジティブな姿勢など気持ちの切り替えも重要になります。特に大事なのは、無理せずにできることからはじめることです。効果を実感できるようになると制限を楽しむ余裕も出てきます。

食事

体の糖化やサビとなる酸化を防ぐ食事を心がけ、健康や肌コンディションの改善に不可欠なタンパク質を十分にとり、良質の油も必要量をしっかり摂取しましょう。

インスリンをコントロールして糖化予防

インスリンは過剰な血糖値を下げてくれる役割を持っていますが、肥満ホルモンとしての側面もあるため過剰な分泌により脂肪がたまってしまいます。特によくないのは、空腹時に甘いものをとることです。スイーツだけでなく、飲み物もかなり糖分の多いものがありますので、空腹時にはお茶など甘みのないものを飲むようにしてください。
糖化予防には、血糖値が急激に上がらないメニューや食事のとり方を守ることが重要です。グリセミックインデックス(GI)の低い食品を多めにとるようにして、食べる順番は野菜、肉類、炭水化物という順番を守りましょう。同じものを食べても順番を守るだけで血糖値の上がり方はかなり変わってきます。

抗酸化作用を持った食材でサビとなる酸化防止

抗酸化作用を持った食材でサビとなる酸化防止老化を進ませる原因の1つに活性酸素やフリーラジカルがありますが、これを体内から取り除くためには抗酸化作用を持った食材を積極的にとることが有効です。

抗酸化作用は植物に含まれる化学物質であるフィトケミカルに含まれていることがわかっており、代表的なものにβカロテン、リコピン、カロテノイド、アントシアニン、ポリフェノール、ルテインなどがあります。こうした成分は緑黄色野菜など色のきれいな野菜に多く含まれており、ニンジン・トマト・ブロッコリー、ブルーベリー、リンゴなどがおすすめできます。

飲み物では抹茶や緑茶にも多く含まれています。他に鮭やエビなどにはアスタキサンチンが多く含まれているため、タンパク質として抗酸化物質をとることができる優秀な食材です。
また、余計な活性酸素やフリーラジカルをためないために、加工食品はできるだけ避けるようにします。また大きな魚は食物連鎖の上位にあるため水銀などの有害なミネラルが過剰に蓄積している可能性があります。フィッシュイーターの大型魚を食べ過ぎないようにしましょう。

十分なタンパク質は不可欠です

エイジングケアのためには、肉類の上質なタンパク質の摂取は不可欠です。大豆や魚介類だけではタンパク質が不足してしまいます。筋肉や内臓の維持、免疫、酵素、コラーゲン生成など、エイジングケアではタンパク質が大きな役割を担っています。また若々しさを保つための成長ホルモンをはじめ、多岐にわたるホルモンもタンパク質の十分な摂取があってこそ必要な量が分泌されます。
肉類でタンパク質をとる際には、美容や健康に役立つビタミンB1が豊富に含まれた豚肉、体内の脂肪を燃焼させるL-カルニチンが豊富に含まれたラム肉、疲労回復効果や抗酸化作用があるカルノシンを多く含む鶏肉がおすすめできます。過剰に摂取する必要はありませんが、適量のこうした肉類をとることで美肌や健康に役立ちます。

悪玉コレステロールを減らす油分の摂取

悪玉コレステロールを減らす油分の摂取摂取する油分の種類に気をつけることで、悪玉コレステロールが減って血管の若々しさを保つことができます。オリーブオイルやアマニ油、エゴマ油などは善玉コレステロールを増やして、悪玉コレステロールを減らしてくれます。実際にこうした油の消費割合が高いと心臓病や脳卒中の発生率が下がることがわかっています。また、魚に含まれるEPAやDHAといった油分は不飽和脂肪酸であり、悪玉コレステロールを減らしてくれます。
一方、マーガリンやショートニングといったトランス脂肪酸が含まれた油は、悪玉コレステロールを増やしてしまい、動脈硬化を進行させやすいことがわかっています。発がん性があると報告されたこともあり、規制されている国もあります。

運動

エイジングケアで行う運動は、肥満予防や解消のためだけでなく、体全体を若々しく保つために必要です。より高い効果を得るためには、有酸素運動、筋力トレーニング、ストレッチを組み合わせてご自分に合わせたメニューを組むことが重要です。1駅分歩く、できるだけ階段を使うといった日常に取り入れやすい有酸素運動をベースに、手軽なストレッチや筋力トレーニングメニューを日常的に組み込んで、無理のない範囲で継続して行っていくようにしましょう。

有酸素運動

有酸素運動呼吸をしながら運動することで、細胞に十分な酸素を送りながら行う運動です。激しい運動は必要ではなく、速足で歩く程度で十分です。筋肉に負担をかけてしまうとダメージにつながりますし、過度な運動は活性酸素やフリーラジカルの増加を起こすため、長時間行える程度の軽い運動を心がけます。少し汗ばんで1分間の脈拍が120を超えない程度に抑えることが目安となります。
有酸素運動は細胞で酸素をエネルギーに変えるミトコンドリアの老化を防ぐことができますし、血圧の安定、血流改善、脂肪燃焼、心肺機能強化も期待できます。また全身を動かすことでストレス解消や質の高い睡眠にもつながります。

筋力トレーニング

負荷をかけて筋肉を鍛える運動です。筋肉はいくつになっても鍛えることができるため、関節などの機能が衰えてきた時も筋肉を鍛えることで体全体への負担を軽減できます。適度な筋肉がつくと基礎代謝量が増え、安静時の消費カロリーが増加するため太りにくい体にすることができます。また筋肉は正しい姿勢を無理なく保つためにも必要です。正しい姿勢を取れるようになると足腰や背中、肩、首などへの負担が減りますし、体のバランスも整います。転びにくくなる効果も期待できるため、健康寿命を延ばすためにも役立ちます。
筋力トレーニングを続けていると、細胞のグルコース取り込みが活発になって代謝が改善します。また、適度な疲労で疲労物質の乳酸が筋肉にたまると成長ホルモンの分泌が促進され若々しさにつながります。

ストレッチ

筋肉や靱帯、腱などを引き伸ばす運動により、筋肉が柔軟になって関節の可動域が広がります。血流改善による代謝促進や冷え・コリの解消、動脈硬化予防、疲労回復、転倒などによるケガ予防などの効果が期待できます。

当院で行うアンチエイジング治療

疲労回復にニンニク注射

疲労回復にニンニク注射ビタミンB1を主成分とした滋養強壮の注射で、ニンニクを注射するわけではありませんが、硫化アリルという成分がニンニクのような匂いがするためニンニク注射とよばれています。

炭水化物をエネルギーに変える

ビタミンB1は、摂取した炭水化物(糖質)を分解し、人間が活動するのに必要なエネルギーに変える働きをしています。もし、このビタミンB1が不足してしまうと、炭水化物(糖質)を摂っても分解されずにエネルギーに変わらないため、元気がでなくなってしまいます。また分解されなかった炭水化物(糖質)はやがて脂肪になり、肥満につながってしまいます。炭水化物である白米を主食にしている日本人にとっては、欠かすことのできない栄養素なのです。

神経機能を正常に保つ

中枢神経や末梢神経の働きは脳により調整されており、脳が働くには大量のエネルギーを必要とします。このエネルギーはブドウ糖から作らており、その手助けしているのがビタミンB1です。このビタミンB1が不足してしまうと、 脳のエネルギーが不足するため脳の働きが悪くなり、また末梢神経の働きも悪くなるため、以下の症状がでやすくなってしまいます。
イライラ、怒りっぽい、集中力の低下、記憶力の低下、足のしびれ、運動能力の低下

筋肉機能を正常に保つ

ビタミンB1は、筋肉にたまる疲労物質である乳酸を除去する働きをしています。このビタミンB1が不足してしまうと、疲れがとれにくく、また筋肉の動きも鈍くなってしまいます。にんにく注射は、このビタミンB1を主体とした総合ビタミンを補います。

にんにく注射がオススメな方
  • 疲れが溜まっているが仕事を休めない事情がある
  • 夏バテをしている、冷え症である
  • よく頭痛がする
  • 不眠である
  • 寝ても疲れがとれない
  • 倦怠感が抜けない
  • 虚弱体質である
  • よく風邪を引く
  • 風邪が治りにくい
  • 肩こり
  • 腰痛が治らない、
  • 神経痛がある
  • 二日酔い
  • 肝臓が弱っている
  • 肌荒れが気になる
  • ここ一番のがんばり時に
にんにく注射の特徴

注射してすぐに効果を感じられます。注射をはじめると鼻やノドの奥、人によっては身体中が熱くなってくるのを感じます。(周囲にニンニク臭はありません)

にんにく注射の頻度

にんにく注射は、水溶性ビタミンの配合剤ですので、蓄積することがなく副作用がありません。仮に過剰に摂取したとしても、尿として排出されます。
「疲労しているが今日はどうしても仕事をしなければならない」「試験や試合の直前でパワーをつけたい」というような場合にお勧めします。

にんにく注射の値段
ニンニク注射  1,900円
スーパーニンニク注射 2,300円
(総合ビタミン剤を追加してパワーアップ)

プラセンタ注射(美容作用)

プラセンタ注射(美容作用)プラセンタとは「胎盤」のことで、胎児を守り、育てるために妊娠中につくられる一時的な臓器で、出産によりその役割を終えると体外に排出されます。この命の源ともいえるプラセンタの働きを利用したのが「プラセンタ療法」です。病気にかかりにくくするための免疫力を与えたり、ホルモンの分泌を促して代謝や解毒作用を高めます。
プラセンタには、たんぱく質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルなど美肌の素となる5大栄養素が豊富に含まれているだけでなく、最近では皮膚科の領域でも、“エイジングケア”や“シミ対策”、季節や体調により揺らぎやすい肌の“肌質改善”などにも有望とされ、プラセンタが積極的に使われるようになりました。年齢を重ねても若々しく美しい肌を保ち続ける上で重要な要素が「血行促進作用」「抗酸化作用」そして「線維芽細胞増殖作用」の3つです。
実は、素晴らしいことにプラセンタはこの3つの要素を全て兼ね備えた、まさに美薬といえます。
 美容目的では健康保険が使えませんので自由診療になります。この場合には、相談料や初診料・再診料などの料金はかかりません。注射料金のみになります。
自由診療では、ラエンネックを注射しています

1アンプル 1,300円
2アンプル 1,900円
3アンプル 2,300円

若さのみなもと健康パワー/αリポ酸

疲労回復作用、脂肪燃焼作用、デトックス作用、抗がん作用、美肌・美白作用、抗酸化作用、糖尿病の合併症予防など。

αリポ酸は、ジャガイモ、ほうれん草、ブロッコリー、トマト、ニンジンなどの野菜やレバーなどの肉類に豊富に含まれます。体内では細胞レベルでのエネルギー生成や他の酵素が働くために欠かせない成分で、非常に強力な酸化防止の役割をします(ビタミンCの400倍と言われています)。
特徴的なのはそれ自体に強い酸化防止の働きがあるだけでなく、他のビタミンC、ビタミンE、CoQ10、グルタチオンなど、一度使われた抗酸化物を体の中で再びリサイクルさせる働きがあることです。最近では、脂肪燃焼サイクルの潤滑油として働くことから、ダイエット成分としての地位を確立しつつある成分です。

身体のダメージは「酸化」によって引き起こされます。これを防ぐにはαリポ酸が効果的です。
αリポ酸は、エネルギーの代謝をサポートする補酵素の一つで、私たちがもつ約60兆個の細胞の中にある「ミトコンドリア」に存在します。そこでは、生命活動に必要なエネルギーをつくるため、ミトコンドリアを活性化しています。

αリポ酸 1本800円

脂肪燃焼ダイエット注射/L-カルニチン

L-カルニチンは、細胞内のミトコンドリアに、中性脂肪の分解によって生じた脂肪酸を届ける働きを行っていることから、脂肪燃焼効果が期待できます。 そして、L-カルニチンによって運ばれた脂肪酸は、細胞内でエネルギーとなって代謝されるため、体内に余分な脂肪が蓄積するのを防いでくれます。
αリポ酸単独よりもL-カルニチンを併用することで、脂肪の焼却炉といわれるミトコンドリアに余分な脂肪をどんどん運び、効率よく脂肪が燃焼されます。また、代謝促進がおこり汗をかき易くなり、むくみ、冷え性が軽快するなどの効果も期待できます。
ジム、ヨガ、エアロビクス、トレーニングの前に投与することで更にエネルギー代謝亢進および脂肪燃焼を促進します。1~2週に1回、3ヶ月継続が効果的です。

αリポ酸とL-カルニチンの同時注射は2,100円

デトックス注射

体調不良をもたらす有害物質を解毒、排出促進する注射です。グリチルリチンが主成分で炎症やアレルギーを抑える作用があるため、肝臓機能の改善や、細胞膜の生成を促す働きがあります。また、解毒作用によりアルコールの分解を助ける成分も含まれます。
αリポ酸などとの併用も効果的です。

単品1,100円、併用ならプラス600円で

メニュー(費用)

項目 費用(税抜)
スーパーニンニク注射 2,300円
ニンニク注射  1,900円
プラセンタ1A  1,300円
プラセンタ2A 1,900円
プラセンタ3A 2,300円
アルファリポ酸 800円
アルファリポ酸+L-カルニチン 2,100円
デトックス 単独 1,100円
デトックスと他の併用 600円

ファーストピアス(耳たぶのみ)について

医療用ファーストピアス

医療用ファーストピアスピアスを開けるのは医療行為です。
市販の器具で開けると方向が上手く定まらず、斜めに開いてしまったり、炎症を引き起こすなどのトラブルがあります。また友達同士で開けたり、安易に安全ピンを使用すると化膿することがあり大変危険です。
当院では、医療用のピアスガンを使って、院長が安全に取り付けています。開けたい場所を鏡で見ながら目印をつけていただき、そこへ正確にピアッシングします。多少の痛みがありますがほんの一瞬で終わります。
つけた後は専用の消毒液(ジュリアール消毒液)をお渡ししますので、ピアスをつけたまま1日に2回の消毒をしていただき、1ヶ月間はピアスをつけっぱなしにしていただきます。

当院では、耳たぶ用のピアス穴あけシステムとして「メディシステム穿孔器」を使用しています。アメリカで開発され、日本では1978年に医療許可を受けて以来、長年にわたって普及してきた医療用ピアッサーの定番です。滅菌された専用のピアスをパックから取り出して耳たぶに装着するまで、手に触れることがないため、衛生的に処置できます。

ピアスは誕生石やパールを中心としたものをご用意しております。また、金属アレルギーの方でも装着できるチタンコーティングのものも揃えています。

ピアス代と消毒液など含めて、両耳6,600円〜、片耳3,850円〜

*20才未満でピアスの穴開けをご希望の方は、原則として保護者様の同伴が必要です。やむをえず同伴できない場合は、保護者様の直筆の同意書をお持ちになって来院下さい。尚、16才未満の方には保護者様の同意があっても行いませんのでご了承ください。

アロマセラピー

院長著「加齢は宿命 老化は病気 老いを防ぐ粋なアンチエイジング術」 第三章4より

僕のクリニックに入って待合室に座ると、いい香りかが漂ってきます。 香りの源は、アロマの精油オイル。月替わりで季節に応じたアロマをたいているのです。「この香り、なに?」「気持ちのいい香りね」など、お声掛けいいただくことが増えています。セレクトするのは、同じ施設内(グランハート町田)でエステティックサロンを営んでる妻ですが、僕も日本アロマセラピー学会の会員ですので、相談しながら決めています。時々ラベンダーを生けていることがありますが、これは僕が自宅の庭から採ってくるものです。天然のアロマは、本当にいい香りです。

アロマセラピーとは、その名の通り芳香(アロマ)療法(セラピー)で、精油(エッセンシャルオイル)を利用した治療のことです。
「えっ 治療なの?」と驚いている方もいらっしゃるでしょう。日本では、部屋の雰囲気づくりやリラックスの道具として販売されているので、単に、香りを楽しむためのものと思っても仕方ないこと。薬理作用や治療に効き目があるといった本来の役割が影に隠れてしまっています。臨床効果についての科学的検証がじゅうぶんでなかったことも原因の一つでしょう。しかし、1997年に日本アロマセラピー学会が設立されて以降、科学的検証を目的に掲げて活発に調査・研究が進んで、西洋医学にプラスする療法(補完代替医療法)の一つとして期待されるようになってきています。

アロマセラピーの歴史は古く、ヒポクラテスのギリシャ医学、続くローマ医学でも治療に使われていました。そしてその後、アラビア医学の最盛期900~1100年頃、医師で錬金術師だったイブン・シーナが、著書『医学典範(アル・カヌーン)』に、ローズオイル治療を含む治療経験を記しました。現在の「水蒸気蒸留法」で精油抽出が確立されていたのです。この当時、隆盛を極めていたアラビア医学ですが、1258年の蒙古襲来によりバグダードの文化とともに崩壊してしまいます。その後1937年になって、フランスの化学者、ルネ・モーリス・ガットフォセ氏が著書『アロマセラピー』を出版してよみがえります。欧州では古くから植物療法として、東洋でいう漢方のように使われてきた治療法が、ようやく体系化されたのです。そうして、フランスやベルギーで、医療としてのアロマセラピーが確立していきます。このように精油は、西洋医学(現代医学)とともに、バグダードにおいて発祥・発展した、アラビア医学を基礎としているのです。アロマセラピーという名称が誕生するはるか以前から、悠久の歴史を有する薬剤と言えるでしょう。

現代のように発展した医学レベルでもじゅうぶんに解決できない慢性疾患や精神疾患、さまざまな不定愁訴に、ことのほかアロマセラピーの力が期待できるのです。また、現代西洋医学では力が及ばないところを補完・代替医療で補っていく「統合医療」の病気の予防や治未病において、アロマセラピーは特に有効です。未病とは、健康と病気の中間の状態で、病気の前段階。未病の状態で治療すれば、本格的な病気にならずに済み、これを治未病と言い、健康増進、健康維持、アクティブ・ エイジングactive agingを包含した総合的医療です。
実際にアロマを試した方から、今度は「花粉症をスッキリさせたい」「風邪をひかないように予防したい」などの要望があります。クリニックには、いろんな精油をそろえているので、用途に応じてご案内しています。

精油(エッセンシャルオイル)の使い方

アロマを楽しむためには、香りを広げるために用いるアイテムが必要になります。炊かずに香りを楽しむには、持ち運びができるネックレスやアロマストーンがおすすめです。アロマストーンは素焼きの陶器や石膏でつくられており、精油を数滴垂らすだけで手軽に楽しめるため、幅広い世代に人気があります。広い範囲に香りを届けるにはアロマ・ディフューザーを使います。これは、アロマを「炊く」と言います。初期費用が掛かりますが、その分アロマの心地よさを最も良く感じることができます。院内では常にアロマを炊いておりますので来院時に香りを感じていただければと思います。このようなアイテムも当院受付にて取り扱っています。

院内で取り扱っている精油(エッセンシャルオイル)

認知症の予防効果があるアロマセラピー

鳥取大学の浦上教授が研究発表された認知症アロマセラピーが有名になっています。午前中はレモンとローズマリーのアロマで集中力が高まり、交感神経を刺激して記憶力を強化します。そして、夜(午後7時〜9時半頃)にはスイートオレンジとラベンダーの香りが心や身体をリラックスさせ、鎮静作用のある副交感神経を刺激します。これによって、アルツハイマー型認知症の患者さんにおいて認知機能テストの改善が期待できます。認知症になる前の予防としてもお使いいただければと思います。
当院はハーブとアロマの専門店「生活の木」の取扱店になっています。

認知症予防のアロマは、「昼・夜」という製品になっています。

アロマネックレスやモバイルアロマに“昼ブレンドエッセンシャルオイル”の香りを携帯して、いつでも身近にすっきりとした、さわやかな香りを感じてください。夜になったら、“夜ブレンドエッセンシャルオイル”を香らせ、ゆったりとしたリラックスタイムをお楽しみください。

昼、夜ともに30ml瓶 4,070円(生活の木)
風邪の予防のために冬に常備しておきたい精油

殺菌、抗菌作用が高い精油の代表的なものが「ユーカリ」と「ティートゥリー」です。ともにオーストラリアを原産地とし、古くから薬として使われてきた植物です。ユーカリはコアラの食べ物としてよく知られています。強い殺菌力があり、アボリジニの人々は感染症や発熱の際に、その葉を燃やして煙を吸入していました。解熱、呼吸器のケアに効果的で、鼻水や痰の切れをよくする作用もあります。ティートゥリーは細い枝葉を茂らせる木で、先住民のアボリジニはその葉を砕いて傷薬として用いていました。驚異的な成長を見せる、力強い生命力を持つ植物です。葉から抽出される精油は、抗菌、抗ウィルス、抗真菌(抗カビ)作用に優れ、風邪予防といえば、まず頭に浮かぶ精油です。また、免疫強化の作用もあるので、インフルエンザの予防にも向いています。子供や高齢者にも使える精油として、1本あると重宝します。

虫が嫌がる香り「シトロネラ」

シトロネラとはレモングラスなどと同じイネ科の植物。柑橘系に似た優しく爽やかな香りが特徴です。人間にとってはスッキリとしてよい香りのシトロネラですが、実は虫たちにとってはとても嫌な香りなのです。そのため、古来からシトロネラは蚊帳(かや)に編み込んだり、虫が嫌いな香りがする成分として、ろうそくに広く使われたりと、日々の暮らしに役立てられていました。好き嫌いの分かれにくいシトラス系の香りを楽しめる上に、そのような利点があるのは嬉しいポイントですね。また、シトロネラはすっきりとした香りでリフレッシュさせてくれるので、 まさに夏に使うにはピッタリのアロマです。
精油の他にも天然由来原料からできたボディースプレーがあり、1歳から使用可能です。
腕や足などに、2~3回スプレーして塗布してください。小さなお子様の場合、大人の手のひらにスプレーしてからつけてあげると、口や目に入らず安心です。帽子などにもシュッと吹きかける使い方もできます。
※帽子や衣類に直接吹きかける場合は、精油が付着します。素材に精油が触れてもかまわない場合にお使いください。
持ち運びに便利な50ml、100mlサイズから、たっぷり使いたい時に重宝する250mlもご用意しています。

ハッピーノーズ・マスクスプレー

風邪、花粉症の季節に、植物由来の原料から出来たマスク用スプレーです。ティートゥリー精油、ペパーミント精油(天然芳香成分)配合で鼻に抜けるようなすっきりとしたフレッシュな香りです。
マスクの外側に2から3回スプレーして、マスクを20秒以上よく振ってから装着してください。

ミント&レモン・ボディースプレー

汗やニオイの気になる部分にひと吹きして、リフレッシュできるボディースプレー。
持ち運びに便利なサイズで、外出先で汗やニオイの気になる部分にシュッとひと吹き、クールダウン。ペパーミント精油、レモン精油、メントール配合(すべて芳香成分)の清涼感ある香りです。香水の強い香りが苦手な方でも、ほのかに香るため、香りをお楽しみいただけます。

私どもは、「生活の木」の製品を取り扱っています。

埼玉県飯能市にある生活の木のメディカル・ガーデン「薬香草園」にも足を運び、健康のために役に立つ香草を実際に見てきました。

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